
私の事業構想の最も重要な原動力は、2024年に片親となった際の実体験です。
片親となるまでは朝早くから夜遅くまで仕事に専念した働き方が常でした。
それが片親となった途端、保育園の預かり時間に合わせた勤務時間となり、育児と仕事の両立の厳しさを
身をもって体験しました。
これまでの働き方が不可能になったという現実は、単なる個人的な困りごとを超えて、
同じ境遇にある多くの片親世帯が直面する構造的課題であることを痛感しました。
特に深刻な懸念として、子どもが小学生になった際の小1の壁と言われる更なる時間的制約です。
保育園よりも遅い通学時間、保育園よりも早い帰宅時間、そして夏休みなどの長期休暇期間における育児と仕事の両立は、
片親世帯にとって極めて困難な課題であると言えます。
さらに、祖父母などのフォローが得られない片親世帯では、子どもの知育においても制約が大きいと言えます。
一般的な学習塾やスポーツクラブは、送迎や時間調整の面で片親世帯には利用困難であり、
結果として子どもたちの成長機会が制限されてしまう。
この現実を目の当たりにし、同じ困りごとを抱える片親世帯のために、実践的で持続可能な解決策を提供したい
という強い使命感を抱くようになりました。
そこから、企業理念となる『すべての親が安心して働き、すべての子どもが豊かに成長できる社会の実現』を掲げるに至りました。
『片親世帯をはじめとする子育て世帯の働き方制限を解消し、
子どもたちに質の高い学習・成長機会を提供することで、地域社会全体の子育て環境向上に貢献する』をMissionとし、
実現に向けて、挑戦し続けます。
Tight-Knit合同会社 小澤 友和